メンテナンス・施工上の留意点

日常メンテナンス

 
  • モップやデッキブラシ(床の仕上げによって選択)を用いて水洗いを行ってください。
  • 汚れのひどい時には、中性洗剤の希釈液を用いて洗浄してください。
  • ワックス処理することにより、床材の保護と美観を保つことができます。床ワックスメーカーのカタログなどに従い、床の種類により適切なワックスを使用してください。
  • 工具等の落下によるキズや小さな剥がれは、そのままで放置すると大きな剥離につながることがありますので、施工業者に連絡し、補修するようにしてください。(応急補修にはグリップコートクイックパテ[グレー色のみ]を用意しております)

使用上の注意

 
  • 床面にキズが付きますので、鋭角な重量物を引きずらないでください。床面を鋭角な重量物で引きずると、床面のハガレやキズが付く恐れがございます。
  • 床塗膜の剥離につながりますので、重量物を落下させるなど強い衝撃を加えないでください。
  • 出入り口にはマットを敷くようにするなど、歩行者や運搬車が土砂を運び込まないようにしてください。
  • 急激な温度変化や局部的な温度変化の生ずる使い方は避けてください。
    床に薬品がこぼれることが予想される場合には、適切な耐薬品性を有した仕様を選択することが必要です。
  • 万一、床面に、油、溶剤、酸、アルカリ等の薬品をこぼした場合には、直ちに拭き取る、水洗いするなどの適切な処置を行ってください。長時間放置すると、こぼれた薬品の種類により、ハガレや変色が起こる場合があります。
  • 薬品を缶や瓶で貯蔵する場合、底に付着した薬液により床の変色や膨潤を起こすことがありますので、トレイを使用するなどの処置を行ってください。
  • 床面に水がこぼれると滑り易くなります。乾くまで充分注意してください。
  • 万一床塗膜が剥離した時は適切な処置が必要ですので、施工業者に連絡し補修してください。
  • 耐熱仕様の床であっても、フライヤーの下などは、熱を遮断する処置が必要です。熱せられた油が落下するような箇所や熱源が接近している箇所は、油や熱源が直接床面にかからないようにする処置が必要です。熱により樹脂が柔らかくなったり、変形する場合があります。
  • 糖、油脂類が塗床中や下地コンクリートモルタル中に浸み込むと酸化し、樹脂やコンクリートを侵す場合がありますので、糖や油脂類を床に溜めるような使用は避けてください。
  • 防滑仕上げでも水や油に濡れた状態では滑り易くなりますので、ご留意ください。
  • 黒色ゴム等との接触により、床面へ汚染が移行する場合があります。特にウレタン系床材(U-20、U-20H、ハイパーU)の場合にはご注意ください。
  • グリップコートはM-10、M-20を除き、基本的に屋内仕様です。屋外用途をご検討いただく場合には、耐候性トップコートなどが必要な場合がありますので、ご相談ください。
  • 仕様によっては、施工時または施工後数日、臭気を発生することがありますので、換気を十分に行ってください。
  • 冬季には、規定量添加している溶剤類が揮発する間、硬化反応が遅くなります。そのため物品・設備搬入などのためのシート・板による養生及び水のご使用については、施工後1週間以上の養生を確保してから行ってください。
  • 水洗は樹脂の充分な反応・硬化を確認してから行ってください。軽歩行できても硬化が不十分な場合もあります。

下地の条件(設計・施工上の留意事項)

 

塗り床の品質性能は、下地となるコンクリートやモルタルの品質と施工前後の養生条件に大きく左右されます。床材の選定や施工にあたっては、次の事項を考慮することが重要です。

  • 防蝕を重視する施工場所は、使用する薬液のイ.種類、ロ.濃度、ハ.温度などの条件を事前にお知らせください。適切な仕様・工法を提案させていただきます。
  • 使用条件に応じて、薬液などが周囲の区域に流れ出ないよう段差や側溝で区別することが必要です。
  • 清掃性の向上と薬液やホコリの滞留を防ぐため、立ち上がりや幅木の各コーナー部には20~30mmのRをつけるか面取りを施すのが理想的です。
  • 適当な水勾配を必ず下地で形成してください。
  • 下地は、金ゴテで押さえ、平坦(3m弦で3mm以内程度)に仕上げてください。
  • モルタル下地の場合、夏季2週間以上、冬季3週間以上の養生期間をとるのが安全です。コンクリート下地の場合は、4週間以上の養生が必要です。(品質保証上、下地の水分率はケット社製測定器の表示値が5%以上の場合には、着工をみあわすことがあります)
  • 接地土間や、地下室で湿気や地下水の上昇・浸透が考えられる場合には、躯体での防水処理が必要です。なお、流しのべ工法(G-30など)で接地土間等を仕上げる場合は、ブリスター(湿気などの影響による仕上材のフクレ現象)を避けるため、エポキシモルタルと組み合わせる積層工法または、エクスプレス工法(E-30S)をおすすめします。但し、施工場所の地形や水圧・水脈などによる、背面水圧が強い場合には、エクスプレス工法では効果が発揮されないケースもあります。
    (防水モルタルで内防水を行う場合は、金属石鹸系の防水剤は使用しないでください。)
  • シンダーコンクリートへのグリップコート施工は望ましくありません。やむを得ず施工する場合は、下地打設後2ヵ月以上の十分な乾燥が必要です。
  • スチール繊維補強コンクリートへ流しのべ床を施工する場合は、下地表面部の繊維を処理する必要があります。

標準施工温度範囲について

 
  • グリップコートの施工に適した標準温度は、5~35℃です。硬化途上も含め、この温度範囲を超えた施工は、樹脂硬化・乾燥に支障があるため、標準温度範囲を超えた施工が避けられない場合は、事前にご使用者側と十分ご協議のうえ、進めてください。

若令コンクリート下地への施工にはエクスプレス工法を

 
  • 工事工程上、下地コンクリートの養生時間を確保できない場合には通常、コンクリート打設後30時間以降であれば、塗り床施工にいつからでも着手できるグリップコート・エクスプレス工法(品番:エクスプレスE-30S)による床仕上げをお奨めします。湿気を嫌う流しのべ床でも、下地水分による品質と性能への影響が少ない工法です。

既設床の改修

 
  • 損傷の激しい既設床や油汚れの床改修については、当社独自の下地研掃工法及び樹脂モルタル工法により、下地条件を整えた上、施工させていただきます。

シールコートについて

 
  • エポキシ系グリップコートでは、下地コンクリートなどの表面が、粗面であったり強度的に不足する懸念がある場合に、標準工程の前に、シールコートを塗工する工程を採ります。シールコート(浸透性)を施すことで、接着強度や耐圧強度の向上を図ります。

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